2018年09月10日

懐かしい「万葉かな」の文字盤

honjo-icon.png机を整理していたら懐かしい「万葉かな」の文字盤が出てきました。
写真植字用の文字盤です。今ではパソコンで文字や写真を組版して印刷をしますが、以前は文字盤を使って1文字ずつレンズで拾って印画紙に焼き付けて印刷の版を作っていました。
文字盤から文字を探すのには「一寸の巾」という写真植字(写植)独特の文字配列があり、それを覚えないと文字を拾うことは出来ません。
しかも文字盤は左右が反転されていて、熟練しないと見つけるのが難しいのです。
左右が反転されているので「さ」と「ち」は最初の頃はよく間違えましたよ。
例えば「犬のさんぽ」を間違えて採字すると「犬のちんぽ」になってしまい大笑いでした。

<採字するために、これを覚えます>
一寸の巾、鍋蓋しんにゅうは匣、
刀抜く人、雁は山さと、大小の女子、
口言い心に手、弓と片戈、四目糸草、
虫の羽竹の里、辛車臼門、
犬の足馬の骨、七曜

<読み方です>
いっすんのはば、なべぶたしんにゅうははこがまえ、
かたなぬくひと、かりはやまざと、だいしょうのじょし、
くちいいごころにて、ゆみとかたほこ、よつめいとくさ、
むしのはねたけのさと、しんしゃきゅうもん、
いぬのあしうまのほね、しちよう

まるで呪文のようでした(笑)
これを覚えると文字が読めなくても探すことが出来たんですよ。なんとも素晴らしいです。
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posted by ぷーりん at 08:35| 日記